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2008年1月24日 (木)

旅の記憶 イル・ド・レへ

2004年10月 旅の記憶より

ラ・ロシェルの朝はミルク色だった

古い街並みがシルエットに浮かびあがる

静まり返ったわずかな時間

たっぷり息を吸いこみながら歩く

あぁ この景色も この空気も この肌の感触も

五感を伝わって記憶のなかに落しておきたい

朝靄の中を自由に歩く犬たち おまえはどこの犬だい?

フランスでは犬もキチンと主張している

そして… 静かに一日が始まってゆく…

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空はもうすみやかに晴れ渡ってきた

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午前中いっぱい旧市街地を歩き回った

ランチにたっぷりの時間をかけ

これから橋を渡って、大西洋に浮かぶ小さな島「イル・ド・レ」へ向います

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「イル・ド・レ」 (日本語で「レ島」の意)

なんともチャーミングな響きのこの島は、パリジャン達のヴァカンス地

多くの有名人達がレ島に別荘を持っているそうだ

そしてここは塩の産地でも有名 

フランスでも有数なタラソテラピーの設備を備えた滞在型ホテルもある

暮らすように過ごす「島」

そんな「イル・ド・レ」を結ぶ橋はやわらかい曲線を描いた立派なものだった

全長3kmのこの橋を渡るには通行料が必要だ

私達はタクシーでこの橋を渡ることになった

高速道路の料金所と同じようなブースが3箇所ある

そこで通行料を払うと日本のETCレーンのようなバーが開く

すると 目の前はもう 大西洋にかかった大きな橋がかまえている

なんともいえない高揚感にとらわれる

橋の中央まで来ると、私達が大西洋上に浮かんでいるような気分になった

左側には「ボイヤール城」がかすかに望めた

そしていよいよ「レ島」へ入る

この島は、長さ26キロメートル、幅3~5キロメートルの細長い島

タクシーは島の真中を貫いている道路をひたすら走る

緑のなかに点在しているオレンジ色の屋根と白壁のかわいらしいコテージがリゾート地らしさをかもしだしていた

ラ・ロシェルとはガラリと変わった風の中、私達の期待度も最高点に達した

レ島のほぼ中心にある「サン・マルタン」への入り口では、野生のロバ達が出迎えてくれた

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彼らは昔、島の特産「塩」を運ぶのに活躍したらしい

「サン・マルタン」 St-Martin-de-Re

17世紀の教会の廃墟がそびえ立つ、美しい街

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夏には立葵が咲き誇り 白い家々を飾ってくれるそうだ

港を取り囲むように洗練されたブティックやカフェ等が軒を連ねている

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その一角 一番海側に「Le Corps de Garde」はあった

こちらは、シャンブル・ドット と言われる「民宿」のような宿泊施設

宿に到着するとオーナー夫妻と10歳ぐらいの娘さんが出迎えてくれた

自己紹介が終わるとサロンへ通された 自由に使ってねとのこと

英語が話せる夫妻で助かった

こちらのお宅は、フランスのインテリア誌に載ったことがあるらしく

その数冊がサイドテーブルに広げてあった どれも素敵に紹介されていた

サロンと隣接してあるキッチンはカントリー風でなかなかおしゃれ

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本当にこういう所で生活しているのね と羨ましく思う

私達の部屋は3階の角部屋

港と海が別々の窓から望める

Trousse chemise

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サロンもこの部屋も、ファブリックが女の子心をくすぐる

あぁ~~ん いいなぁ こんなお部屋に住みたぁい って

本当に暮らすように滞在する事が出来る宿だった

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イイ意味で「ほっといてくれる」こちらのオーナーは当たりだった

それでも、夜、戻ってきた私達を迎えてくれたオーナーは

「君達が初めての日本人のゲストだ」と語ってくれた

来週も日本人の予約が入った とても妻が驚いている

ここを、どうやって知ったのかね?と尋ねてきた

「妻がインターネットでココを見つけたそうですよ」と我が夫

「はい インテリアがとっても気に入ったから…」とわたし

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翌朝は冷たい雨がシトシトと降っていた

マダムが朝食を部屋へ運んでくれた

数種類のパンとフルーツ 珈琲とフレッシュジュースだ

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この旅行で沢山のパンを食べた 有名なお店にも行った

だけど、ここで頂いたパンが実は一番美味しかったのだ

ゆっくり朝食をとっていたが、雨はいっこうに止む気配はないようだ

サロンに下りていくと、暖炉の火が燻っていた

あぁ ここに来た時に感じた染み付いた香りの主は これだったんだね

なんていうんだろう 人間が遠い昔から受け継いできた 懐かしいような  沁みる香りだ。。。

きっと ここの娘は これが家の匂いとして育って行くのでしょうね

なんだか 心がほっこりしてきた

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バスでの観光を諦めレンタカーを探したがラ・ロッシェルまで戻らないとないようだ

タクシーを頼んで島のへさきまで出掛けてみた

収穫の終わってしまった葡萄畑や塩田を抜けて「くじら灯台」 St-Clement-des-Baleines という所まで行った

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螺旋階段を、息を切らして上まで登れば大西洋が眼下に広がる

丁度 干潮の時間らしい

すごい

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乳白色にブルーがかった海岸 見たことのない海の色だった

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そして潮がひいた時に作る干潟の模様

ここで美味しい牡蠣ができるのねぇ

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再びサン・マルタンの街へ戻ると空は青く晴れあがっていた

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つづく。。。

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コメント

ちびたさん

 お写真にあるシャンブル・ドット、すごく可愛い!!
乙女心をくすぐられます。。
しかしながら、うちの家族には似合わないかな。。想像できない×
 いつの日か、子供から手がはなれたら、乙女なお友達と行ってみたい場所です。
 Hanaさんの”うつわストーリー”がらみでお伝えしたいことがございます。
 メールかお電話いただけるとうれしいです。

投稿: かるてぃえ | 2008年1月26日 (土) 20時51分

ちびたです
4年前、あるサイトで載せた旅行記ですが
写真をまとめて新たに作りなおしました
作りながら又行きたくなりました
いつかご一緒できたら素晴らしいですね(^。^)

先ほどメール送りました
遅くなっちゃってごめんなさい m(_ _)m

投稿: ちびた | 2008年1月27日 (日) 00時06分

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