旅の記憶 ラ・ロシェル
2004年10月 旅の記憶より
日本から14時間のフライトでパリ・ロワシー空港へ着いたのは朝の4時だった
空港バスもでていない早朝
トイレで身支度を整えてタクシーでモンパルナス駅へ向う
外はまだ暗くひんやりと寒い
人もまばらな駅構内に降り、ガラガラと旅行鞄を引きずりながら発券窓口をさがす
まずは、ネットで予約した割引乗車券を引き換えてもらう
売店でめずらしい「レモン味のヴォルヴィック」を買いベンチで休んでいると
美味しいパン屋さん「PAUL」が開き出した
焼き立てのパンを買いこみ、珈琲をのんでいたらもう乗車時間だ
7時15分発のラ・ロシェル行きTGVに乗りこむ
TGVに乗るのはこれで2回目
前回はリヨン駅に向って乗った南東線(TGV Sud-Est) だった
今回はアトランティック線(TGV Atlantique)
車体のオレンジ色も青とシルバーに変わってスマートな感じ
まぁ 日本の東海道新幹線と東北新幹線の違いといったところでしょうか
でも、乗り心地は相変わらずいただけなかった
出発と共に明るくなり始めた車窓はフランスの郊外を美しく飾っていた
車内ではノートパソコンを開いてサッカーゲームをしている人
犬と一緒の老夫婦や子供連れ アベック サラリーマン と、かなり満席に近かった
皆 習ったかのように紙に包まれたサンドイッチ(フランスのサンドイッチはあの長いバゲットです)を頬張っていたのがおかしかった
ちょうど朝ご飯タイムでしたね
私達も「PAUL」のサンドイッチ・ジャンボン(ハムサンド)とキッシュを平らげ就寝
せっかくの美しい景色は帰りの楽しみに残しておきましょう
約3時間後 大西洋に面した古い港町ラ・ロシェルに着いた
11世紀の城塞が残るとても美しい街だ
港には歴史を感じさせる3つの塔がたち
ヨットハーバーの回りをレストランやカフェがぐるりと囲んでいる
ステイしたホテルは「オテル・デ・ラ・モネ」
(モネとは貨幣の意味 昔造幣局だったらしい)
港のそばに位置し、なかなか便利で過ごしやすいホテルだった
あいにく天気は小雨模様
3つの塔うち、ひとつだけに登って街を見下ろした
なかなかいい眺め
私達が登った塔は昔、牢獄として使われてたそうで、当時の囚人達の落書きが壁に残っていた
この日は土曜日
パリから週末のバカンスとして集まってくる人も多いらしく
街はシーズンオフに入っていたけれど、かなり賑わっていた
ルネサンス様式の市庁舎やアーチの美しい通りも歴史を偲ばせている
街の中心にはモノプリやギャラリー・ラファイエットをはじめ、しゃれたブティック等もたくさんあり
港に面した公園には犬のお散歩でこれまた賑わい
マルシェには豊富な海、山の幸があふれていた
ここ ラ・ロシェルは、アランドロンの映画「冒険者たち」 の舞台にもなった所
映画に登場する大西洋に浮かぶ要塞「ボイヤール城」へは遊覧船が出ている
潮の満ち引きが激しい地域のため出航スケジュールが毎日変わり
私達の行動時間と合わずに乗れなかったのが残念
昼・夜・昼 と3回摂った食事はどこも美味しく、フランスの食の質の高さに改めて感動
海の幸が美味しいのは場所柄あたりまえとして、なんてことなないデザートがこれまた美味しい
お腹が一杯でもペロッてたいらげてしまった
一番美味しかったレストラン「アンドレ」
気さくなお兄さんが店頭で牡蠣をむいていて、いろいろな種類の海老や蟹が山盛りになって迎えてくれる
だけど、絶対行こうと楽しみにしていたレストラン「Les Flots レ・フロ」は予約でいっぱいで入れずとっても残念
シーズンオフだから大丈夫だろうとネットで予約しなかったことが悔やまれる
このレストランに多くの人がパリから足を運ぶそうだ
両親は「リシャール・クタンソー」という二つ☆のレストランを近くに構えている
ラ・ロシェルで食べた とびきり美味しかったもの
『クルベット』 Crevette
日本でいうと芝海老? 浜茹でしてあるんだけど塩加減と海老の甘さが絶妙
殻ごと食べられる
それをつけて食べるアイオリソースがまた美味しい
なんだろう ビネガーが違うんだよねぇ あと新鮮な卵黄ですかね
とにかく、さっぱりしていて旨い! そして各店によって微妙に味が違う
ランキングしてみるのも面白いかも
『ムークラード』 Mouclade
これはムール貝のクリーム煮カレー風味
ピノー酒(地酒)を使ったさっぱりとしたクリームソース
カレー味が全然邪魔してなくてムール貝の味を惹きたててるんだなぁ
もちろんエシャロットのヴィグレットソースでいただく生牡蠣も最高でした
ただ 港街のせいか味付けは全体的に少し塩辛いですね ワインがすすみます
そして
ポワトゥー・シャラント地方のお菓子
『トゥルトー・フロマージェ』 Tourteau Fromagé
山羊乳で出来た驚くほどふわふわっなチーズケーキ
黒い部分は別生地で焦げ目をつけているとか‥
この美しくて美味しい港街を後にして
私達は橋で繋がれている これまた美しいイル・ド・レへと向いました
「つづく。。。」









































































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